感動、愛のサクセスストーリー
それは、ローリーという恋愛カウンセラーの元に届いた、パメラという女性からの手紙に綴られていた、史上最高の愛の物語。
“ローリーへ、
私は、オーストラリア、ゴールドコーストで、スピーチ、演技、円滑なコミュニケーション力などを人に教えたり、自分自身も俳優や作家、脚本家として活躍している55歳の女性です。
あなたの“モダンサイレン”を数年前に購入しました。それを何度も何度も聴き、インタビュー映像も欠かさずチェックし、メールもいつも読んでいました。
私は、今まで人に自慢できるような恋愛をしたことがありませんでした。(結婚歴は2回ありますが、いわゆる責任恐怖症といいますが、結婚自体向いていなかったように思います。)ですので、成功への『道しるべ』を躍起になって探していたんだと思います。あなたの恋愛アドバイスを基に、17カ月もの間、空想の恋人と恋愛関係を築いたこともありました。その当時は、私にはこの人しかいないって思っていたけれど、でも、心のどこかでは、これ以上この関係が進展しないことなんて解っていました。
自分と向き合い始めてから、生活、仕事、全て自分のためと思って行動し始めました。格闘技を習ったり、自転車を買ったり、全ては自分のため。そして、男性とデートもするようになりました。(この段階では、いろんな男性とお付き合いさせてもらいました。) その度に、あなたのアドバイスを活用しました。自分が望むような方とおつきあい出来るように、自分には何が出来るかをリスト化し、相手に何をしてもらいたいかをリスト化しました。そしてリストからかけ離れた人とは、長期間おつきあいはしないようにしました。その時初めて、自分自身の魅力に気付けたのです。響きによっては少し傲慢にも取られますでしょうが、やっと原点に立てたような気がしました。そしてようやく、『この人だ！』と思える人を探したい気持ちになりました。
それから、3ヶ月間の旅を計画しました。まずはロサンゼンルスに飛び、ラスベガス、そこからはフラグスタッフまでバスで、そしてアルバカーキ、またヒューストンへ飛び、バトンルージュ、ニューオリーンズ、ニューヨーク(この間たくさんの男性とお知り合いになりました)。その後もダブリン、ロンドン、パリ、バルセロナ、ベニス、フィレンツェ、ローマ、イスタンブール、アテネ、サントリーニ島、ミコノス島まで。
一人旅でしたが、道中で友達もたくさん出来ました。ローマでは、トレビの泉に向かってつきあいたい人リストの条件から『軍人で紳士的な人』をお願いしました。10日後、私はサントリーニ島からミコノス島までの水中翼船に乗っていました。(これが旅の終わる4日前でした。) 船の座席は指定制でした。
私は3席シートの真ん中でした。私が座ろうとすると、奥の席に座っていた男性がさっと立ち上がりました。その瞬間、目が合い、この世のものとは思えないほど素敵な笑顔でニッコリした後、誰もがみとれてしまうような筋肉質な腕で私の荷物を上の戸棚に納めてくれました。その後、ふたりとも話に夢中になり、気付けば3時間が経とうとしていました。
なんと、彼もオーストラリアのクイーンズランド出身で、車で一時間ほどのところに住んでいるとのこと。世界の裏側のこんなところで偶然出逢うなんて。彼はオーストラリア陸軍大尉で、ちょうどアフガニスタン遠征中の休暇でした。ビックリするほど気があってしまい、私たちは家族、仕事、夢、恋愛関係から政治のことまで、ありとあらゆることを話していました。そして何と、彼の方からその日のディナーに誘ってくれたのでした。
ミコノス島での初めて出逢った瞬間から、大袈裟に聞こえるかも知れませんが、私には解っていました。そしてその夜、彼がホテルまでタクシーで迎えに来てくれました。リトルベニスをふたりで散歩し、かの有名な風車を通りがかり、私たちは自然と手をつなぎ合っていました。そして、レストランでは、ふたりが恋に落ちたあのエーゲ海が見えるテーブルにつきました。それが、2012年8月12日の出来ごとでした。
2日後、彼は中東へ戻り、それからの2ヵ月半は、電話でのやりとりをしていました。彼がオーストラリアへ帰って来た10月18日、私たちは念願の再会を果たしました。そして11月10日、彼にプロポーズされました。12月5日には家も購入し、今年の5月11日に私達は結婚し、今までになく幸せです。
もしあの時、考え方を改めないで、自分の求めていない男性ばかりと付き合っていたら、きっと今の彼とは出逢う事は無かっただろうと思います。
あなたの教えは、私を奇跡の出逢いへと導いてくれました、ありがとう。
感謝をこめて。
パメラ“
素敵なお話ですね。恋愛がどうしても上手く行かないって人は、自分自身の要求を見直すところから始めてみては？
